外国人のための韓国の結婚式ゲストガイド — ご祝儀・服装・受付・式次第まるわかり
⚠️ ご注意
ご祝儀の相場、式の順番、服装の格、ペベクの有無は、地域・会場・家庭の雰囲気・宗教・招いてくれた人との関係によって大きく変わり、慣習も年々少しずつ変化します。以下の金額や順番は法律や義務ではなく参考であり、数値は変動しえます。人気の会場や週末の昼の時間帯は混み合うこともあります。迷ったときは、招いてくれた人や一緒に行く知人に直接尋ねるのが最も正確で安心です。
⏱️ 30秒まとめ — これだけ覚えて!
💰 ご祝儀 → 決まった額はなく、関係・出席人数・会場・自分の予算を考えて決める
💵 よくある額 → 一般的な知人・同僚の間では5万〜10万ウォンがよく選ばれるが、絶対の基準ではない
🔢 金額の慣習 → 5万・10万・20万ウォンなど計算しやすい単位が多い。4万ウォンは普通避ける
✉️ 封筒 → 表は「祝結婚」または「축결혼」、裏の左下に分かりやすい名前を書く
🏷️ 受付 → 招いてくれたのが新郎か新婦かを確認し、その受付へ
👗 服装 → 全身白やウェディングドレスに見える服は避け、きちんとした装いで
⏱️ 式次第 → 入場・婚姻の誓い・成婚宣言・祝辞・祝歌・退場で約30〜60分
📸 写真 → 式後、司会者や撮影スタッフの案内で該当グループの撮影に参加
🍽️ 食事 → 受付でもらう食事券を使い、会場で追加の支払いは通常なし
🎎 ペベク → 家族・近い親族中心の伝統儀式で、一般ゲストは参加しなくてよい
1. 🗺️ 到着から退場まで — ゲストの一日の動線
まず全体像から。会場に着いたら、だいたい次の順に動きます。この流れを頭に入れておけば迷いません。(会場によって多少異なります。)
① 到着(式の20〜30分前) — ロビーが混むので余裕をもって。
② 受付 — 招いてくれた人側の受付で記帳し、ご祝儀の封筒を渡します。
③ 食事券を受け取る — 記帳後、食事引換券をもらうことが多いです。指定席制の式では券がないことも。
④ 式を見る — 式場(ホール)に入り、席について式を見守ります。
⑤ 集合写真 — 式後、新郎新婦と家族・友人・ゲストの順で写真を撮ります。
⑥ 披露宴(食事) — 食事券でビュッフェや宴会場へ。
⑦ 退場 — 食事後、お祝いを伝えて自由に帰ってOK。
ワンポイント:この動線は会場ごとに違います。ビュッフェが式の前から開いていて、先に食べてから式だけ見て帰る所もあるので、着いたらスタッフや案内表示を確認しましょう。
2. 🏷️ 受付で実際に起こること
外国人が最初に戸惑う関門が受付です。一般的な流れを見てみましょう。
新郎側/新婦側の区別 — 一般のウェディングホールでは、新郎側・新婦側の2か所に受付が分かれていることが多いです。自分を招いてくれた人(新郎または新婦)側の受付へ。分からなければスタッフに「○○さん(招待者の名前)のゲストです」と伝えれば案内してくれます。
記帳 — 用意された芳名帳に名前を書きます。誰が来たかを残すためです。
封筒を渡す — ご祝儀の封筒を受付の人(多くは新郎新婦の親しい友人や親族)に渡します。
食事券を受け取る — 封筒を渡すと食事引換券をもらうことが多いです。
ただし会場によって方式は異なります。芳名帳がない、モバイルやキオスクで受付する所、モバイル食事券を送る所、受付が新郎・新婦側にはっきり分かれていない小規模な式、券なしで指定席のコース料理を出すホテルなどもあります。現場の案内に従うのが最も確実です。
小ワザ:受付は式が始まる前に済ませるのがおすすめ。直前は列が長くなることがあります。
3. ⏱️ 式次第 — ホールの中で起こること
席につくと、司会者の進行に沿って式が進みます。ゲストは特にすることはなく、拍手でお祝いしながら見守ればOK。一般的な順番は次のとおりです(式によって順番が変わったり省略されたりします)。
開式の宣言 — 司会者が式の始まりを告げます。
両家の母による点火(火燭) — 両家のお母さまが前に出てろうそくに火を灯す、両家の結び付きと新郎新婦の明るい未来を象徴する伝統的な段です。省略されたり、両親が一緒に入場したり、新郎新婦自身が点火したりと形が変わることもあります。
新郎入場 — まず新郎が入場。みんなで拍手!👏
新婦入場 — 新婦は父親や両親と一緒に入場したり、一人で、または新郎と一緒に入場したりと、カップルの選択で入場の形は多様になっています。新婦が入場すると、ゲストはたいてい着席したまま拍手で迎えます。司会者が起立を求める特別な式なら、案内に従って立ちましょう。
お辞儀・婚姻の誓い — 新郎新婦が互いに挨拶し、夫婦になる誓いを交わします。
成婚宣言 — 二人が誓いの言葉を読み上げ、主礼・司会者または親が夫婦になったことを宣言します。指輪(結納品)の交換は、行う式もあれば省く式もあります。
主礼の言葉/祝いの言葉 — 主礼の祝福の言葉。最近は主礼なしで、両家の父や知人がお祝いの言葉を述べる「主礼なしの結婚式」も多いです。
祝歌・祝辞 — 友人や歌手が祝いの歌を、知人がお祝いの言葉を贈ります。
両親への挨拶 — 新郎新婦が両家の両親とゲストに感謝の挨拶をします。
新郎新婦の退場 → 閉式 — 二人が手を取り合って退場し、式が終わります。
ワンポイント:式の間は通話・大声・フラッシュ撮影は控えましょう。特に新婦入場や退場の場面で、西洋式のように一人だけ立ち上がると後ろのゲストの視界を遮ることがあります。周囲の雰囲気と司会者の案内に合わせましょう。
4. 💰 ご祝儀はいくらが適切?(参考の目安)
いちばん悩むところですね。以下の金額は法律や義務ではなく、2026年現在よく参考にされるおおよその範囲です。決まった額はなく、親しさ・出席人数・会場・自分の懐具合を考えて決めればOKです。
5万ウォン前後 — たまに連絡する知人、出席せず気持ちだけ伝える関係でよく選ばれる額
5万〜10万ウォン — 一般的な職場の同僚・知人
10万ウォン以上 — よく連絡を取る友人や近い同僚
20万ウォン以上 — とても親しい友人・親族など、特別に近い関係
家族・親友 — 決まった基準より、互いの関係やこれまでにやり取りした金額を考えて決める
ホテルの式や同伴出席だからといって、必ず特定の額を包む必要はなく、自分の関係と懐具合の範囲で決めれば大丈夫です。
背景:ここ数年、物価と会場の食事代の上昇で10万ウォンを包むゲストが増えました。ある報道では平均ご祝儀が約11万7千ウォン、ソウルでは約13万4千ウォンと集計されたこともあります。ただしこれは調査対象や計算方法による平均で、すべての関係で10万ウォンが義務という意味ではありません。食事代の上昇で出席の有無や同伴人数を判断材料にする人が増えましたが、ご祝儀は食事代の支払いではなく、関係と懐具合に応じて贈るお祝い金です。
5. 🔢 金額の慣習と封筒の書き方
金額や封筒には、ちょっとした慣習があります。知らなくても大きな失礼ではありませんが、知っておくと安心です。
計算しやすい単位が多い — 昔は奇数を縁起がよいとする考えがありますが、今日では5万・10万・20万・30万ウォンなど計算しやすい額が主流です。15万ウォンのような中間の額を選ぶこともあり、必ずしも奇数に合わせる必要はありません。
4万ウォンは普通避ける — 数字の4(四)が「死」と発音が同じで縁起が悪いとされるためです。絶対のルールではありませんが、あえて選ぶ理由もない額です。
封筒の表 — 市販のご祝儀袋は、表に「祝結婚」や「축결혼」がすでに印刷されていることが多いです。無地なら**「결혼을 축하합니다(ご結婚おめでとうございます)」と韓国語で書いてもOK**です。
封筒の裏 — 左下に新郎新婦が分かる名前を書き、必要なら会社・学校・集まりなどの所属を添えます(所属は任意)。同姓同名や団体での出席があるときに役立ちます。名前は必ず書きましょう — 書かないと誰からか分かりにくくなります。
6. 👗 ゲストの服装 — ポイントは「花嫁に見えないこと」
韓国の結婚式の服装の大原則はただ一つ、「主役は花嫁、自分は脇役」。ほとんどのコツはここから来ています。
❌ 全身白/花嫁に見える服 — 頭から足先まで白やアイボリーの装い、ウェディングドレスに見える服は避けるのが安全です。ただし一部に白が入るのは一般的にOK — 男性の白いシャツや、濃い色のジャケットの下の白いブラウスなど。
🌸 とても淡いパステルは注意 — パステルもOKですが、写真や照明で白く見えるほど淡い色のワンピースは避けたほうが無難です。明るいトップスを着るなら、ネイビー・チャコール・ブラウンなど濃い色のボトムやジャケットと合わせましょう。
✅ 無難な色 — ネイビー、チャコール(濃いグレー)、バーガンディ、落ち着いたトーンが選びやすいです。
🖤 オールブラックは? — 最近はきちんとした黒のスーツ・ワンピースも無難に受け入れられます。少し明るい差し色を加えるとさらに◎。
男性ゲスト — シャツ+スラックスが無難。ホテルや格式ある式では革靴が最も安全で、一般のホールでは清潔で落ち着いた無地のスニーカーも可。ランニングシューズ・サンダル・くたびれた運動靴、破れたジーンズ、短パンは避けましょう。
女性ゲスト — ワンピース、またはブラウス+スカート/スラックスが無難。過度な露出、派手すぎる光沢や柄、大きなアクセサリーは花嫁から視線を奪うので避けるのが良いです。
季節のコツ — 春・秋はトレンチやカーディガン、夏は通気性のよい素材(ただし過度な露出はNG)、冬はウールのジャケットやニット。室内は冷暖房が強いので羽織りものを一枚。
7. 📸 式後の集合写真 — 呼ばれたら一緒に
式が終わると、新郎新婦はステージに残ってゲストと集合写真を撮ります。
順番は式ごとに違います。ふつう家族・親族の撮影のあと、友人・同僚・全ゲストの撮影が続きます。カップルの友人をグループに分けることもあれば、一緒に撮ることもあります。
司会者や撮影スタッフがグループを呼んだら、自分の順番でステージ前に上がって一緒に撮ります。
すぐ終わるので気負わず、明るい表情でお祝いを。
撮り終えたら自然に降りて食事会場へ移りましょう。
8. 🍽️ 披露宴(食事)と 🎎 ペベク
式と写真が終われば、いよいよ食事。ゲストにとっては実質いちばん大事な段です。
披露宴(食事) — ゲストはふつう受付でもらった食事券でビュッフェや宴会場を利用し、その場で追加の支払いはしません。念のため、ご祝儀は食事代ではなく新郎新婦に贈るお祝い金です。ビュッフェは自由に、コース料理は指定席で。
ペベクとは? — ペベクは元々、花嫁が新郎の家の目上の人に挨拶する儀式から始まりました。今日では、新郎新婦が韓服を着て両家の両親や近い親族にお辞儀をする形で行われることも多いです。
なつめと栗 — 目上の人がなつめと栗を花嫁のスカートに投げ入れます。伝統的には子孫繁栄を願う意味があります。ただし今日では、伝統婚礼文化を象徴的に体験する段として受け止める人が多いです。
ペベクには誰が参加? — ふつう家族・近い親族中心の非公開の段です。一般ゲストは参加しなくてもまったく失礼ではないので、食事を終えて帰って大丈夫です。最近は簡略化したり、そもそも省略するカップルも多いです。
帰るとき — 長居する必要はありません。新郎新婦や両親が見えたら短くお祝いを伝え、見えなければ静かに帰ってOKです。
9. 🙆 知っておくと気が利くコツ&マナー
小さいけれど押さえておくとよい点です。
式の開始より20〜30分早く着き、受付と着席を余裕をもって。
お祝いの言葉は短く温かく — 「결혼 축하해요!(ご結婚おめでとう!)」「행복하세요!(お幸せに!)」で十分。
花輪や花は普通、会社や団体が送ります。個人のゲストはご祝儀で十分です。
子ども連れや、菜食・アレルギーなどの食事の要望があれば、招いてくれた人に前もって伝えましょう。
新婦入場や退場の場面では、スマホを高く掲げて他のゲストの視界を遮らないよう配慮を。
遅れて着いたら、式の途中で通路に飛び込まず、静かに後方に立って見ましょう。
❓ 外国人ゲストからよくある質問(FAQ)
Q. 出席できないけど、ご祝儀だけ送ってもいい? はい。振込や、出席する知人を通じて渡せます。金額は関係によって変わり、出席しないからといって自動的に一定額に決まるわけではありません。お祝いのメッセージを添えると良いです。
Q. 現金がありません。カードや振込でも? 現金の封筒が最も一般的です。現金がなければモバイル招待状に記載の口座へ振り込めますが、受付で誰のゲストか分かるよう名前を正確に書き、必要なら振込したことを伝えましょう。カード可否は会場ごとに違うので、当てにしないほうが安全です。
Q. 品物のプレゼントを別に用意すべき? いいえ。韓国では品物より現金(ご祝儀)が一般的です。ご祝儀を包んだなら、別途のプレゼントは不要です。
Q. パートナーや友人と一緒に行ってもいい?金額は? まず同伴が可能か新郎新婦に確認しましょう。二人で食事するなら少し多めに包むことが多いですが、決まった額はなく、招待者との関係や懐具合で決めればOKです。招待状に同伴の記載がなければ、勝手に連れて行く前に確認を。
Q. 席は新郎側・新婦側で分かれる? 伝統的には分かれていましたが、今は自由に座れる所が多いです。案内スタッフがいれば従い、いなければ楽な席でOK。最前列は家族席のことが多いので、空けておくのが無難です。
Q. 式の途中で入ったり出たりしてもいい? 式は約30〜60分なので、なるべく席を保ちましょう。遅れたら静かに後方に立ち、急ぎでなければ退場までは見るのが礼儀です。
Q. 封筒に名前を英語で書いてもいい? はい。新郎新婦が分かる名前なら、ハングルでも英語でもOKです。
Q. 子どもを連れて行ってもいい? たいてい大丈夫ですが、式の途中で泣いたら少し外に出してあやす配慮を。前もって招いてくれた人に伝えておくと良いです。
🗣️ 当日使える韓国語フレーズ
「축하해요!(チュカヘヨ)」 — おめでとうございます!
「신랑측 접수대가 어디예요?(シルランチュク チョプスデガ オディエヨ)」 — 新郎側の受付はどこですか?(신랑を신부/シンブ=新婦に替えて)
「식권 어디서 써요?(シックォン オディソ ソヨ)」 — 食事券はどこで使いますか?
「연회장이 어디예요?(ヨノェジャンイ オディエヨ)」 — 宴会場はどこですか?
(参考:韓国の「ご祝儀(チュギグム)」は日本語では「祝い金」「ご祝儀」と説明すると自然です。)
✅ かんたんチェックリスト
関係と懐具合を考えてご祝儀の額を決めた?(4万ウォンは普通避ける)
現金の封筒を用意し、裏の左下に分かりやすい名前を書いた?
全身白・花嫁に見える服を避けた、きちんとした装い?
式の20〜30分前に着く計画を立てた?
招いてくれたのが新郎か新婦か確認した?(受付の区別用)
受付 → 食事券 → 式 → 写真 → 食事の流れを把握した?
出席できない場合、ご祝儀の渡し方を決めた?
同伴者がいるなら、同伴OKか事前に確認した?
🟦 JoyStoria 運営チームがまとめたガイドです。
📅 作成基準:2026年 · ⚠️ 料金・金額・英語対応・情報・運営は、シーズン・会場・地域・家庭の雰囲気・宗教によって変わることがあります。
JoyStoria は特定の会場や業者を保証しません。参加前に、招いてくれた人や一緒に行く知人にご祝儀・服装・順番を確認することをおすすめします。ご祝儀の額やマナーは地域・関係・慣習によって異なり、時代とともに変わるので、迷ったときは現地の知人に直接尋ねるのが最も正確です。点火・指輪交換・ペベク・主礼など一部の段は、カップルによって省略・変更されることがあります。
