ソウルから高速バスで行く、驪州(ヨジュ)世宗大王陵(英陵)日帰り旅行
ただ、先に正直にお伝えします。驪州の市街地から陵までの最後の区間は、公共交通がかなり不便です。 ソウルから驪州まではバスで楽に来られますが、驪州に着いてから陵まではタクシーを使うのが一番気楽です。この記事では、その現実的な行き方を正直にまとめました。
世宗大王はハングル(訓民正音)を創製した朝鮮王朝第4代の王で、韓国人がもっとも尊敬する歴史的人物の一人です。そんな世宗大王が眠る場所だからこそ、韓国の歴史と文化を感じたい旅行者なら一度は訪れる価値があります。
この記事では、ソウルからバスで世宗大王陵へ行く方法から、現地での移動、そして充実した楽しみ方までを順番にまとめています。
1. ソウルから驪州まで — バスで移動する
どこで乗る?
ソウルから驪州へ向かうバスは、**ソウル高速バスターミナル(京釜・嶺東線、盤浦)**から出発し、驪州総合ターミナルに到着します。地下鉄3・7・9号線の高速ターミナル駅と直結していてアクセス良好です。(驪州行きはサイトによって高速バス、または市外バスと案内される場合もあるので、予約時は目的地を「驪州」で検索すればOKです。)
所要時間と料金
所要時間:約1時間〜1時間10分(距離 約85km)
運行本数:1日に複数便、約30〜60分間隔(曜日・季節により変動)
運行時間:早朝から夜遅くまで運行
料金:優等(ウドゥン)で約8,000ウォン前後
日帰りで行くのに負担のない距離と料金です。朝早く出発すれば、午前中に陵を巡り、午後は神勒寺(シンヌクサ)やプレミアムアウトレットまでゆったり組み込めます。
予約方法
週末や繁忙期は席がすぐ埋まるので、事前予約がおすすめです。最新の時刻表と料金は必ずKobusで確認してください。
高速バス統合予約:Kobus kobus.co.kr
モバイルアプリ:TmoneyGO、Kobusアプリ
窓口購入も可能ですが、週末は完売することがあるのでオンライン予約が安心です。
ヒント:驪州はバスのほか、京江線(首都圏電車)でも行けます。ただしソウル高速バスターミナル発のバスは座席が広く、乗り換えなしで楽に行けるので、もっとも無難な選択です。
📌 参考:ソウルの4大ターミナルの違い、予約・決済方法、車内設備など、韓国の高速バスの使い方をもっと知りたい方は下記のガイドをご覧ください。 🚌 韓国高速バス完全ガイド — ソウル4大ターミナル&予約
2. 驪州ターミナルから陵まで — 正直な移動ガイド
ターミナルで降りたら、あとは陵までの最後の移動だけ。世宗大王陵の住所は京畿道 驪州市 世宗大王面 英陵路 269-50です。
まず正直に — 世宗大王陵は徒歩・公共交通でのアクセスが簡単ではありません。路線図上は陵まで直接行く市内バスもありますが、運行が1日に1〜2本程度と非常に少なく、多くの場合は近くのバス停で降りてかなりの距離を歩いて入ることになります。実際に歩くと遠くて思ったより大変です。特に韓国語のバス停案内に慣れていない外国人は道探しがさらに難しくなります。そこで、以下の順でおすすめします。
① タクシー — ✅ おすすめ(特に外国人に)
もっとも確実で楽な方法です。驪州総合ターミナル(または驪州駅)の前からタクシーに乗れば、陵まで約8〜10km、車で10〜15分、料金は約1万〜1万5千ウォン程度です。
カカオT(Kakao T)アプリで呼べば、目的地と料金が画面に表示されるので、言葉が通じなくても安心です。外国人に特におすすめの方法です。
2〜3人の同行者がいれば1人あたりの費用も少なく、時間・体力を節約できるもっとも現実的な選択です。
② 自家用車・レンタカー — ✅ おすすめ
自分で運転する、またはレンタカーを使えば移動がもっとも自由です。世宗大王陵は乗用車 約700台規模の広い駐車場を無料で備えており、駐車の心配もありません。驪州市街の他の名所まで一緒に巡るのにも便利です。
③ 驪州観光循環バス — ⚠️ 非おすすめ(時間がぴったり合うときだけ)
路線自体は良いのですが、時間を合わせるのが難しく、一般的にはおすすめしにくいです。驪州駅を起点に、神勒寺 → 世宗大王陵 → 世宗市場 → 南漢江つり橋 → 明成皇后生家 → 黄鶴山樹木園などを一周し、世宗大王陵も停留所に含まれます。
運行曜日:火曜〜日曜(月曜休み)
運行時間:始発10:10〜最終17:00、1日約7便(季節により変動)
料金:1日フリーパス 5,000ウォン(好きな停留所で自由に乗り降り)
利用方法:予約不要、先着順乗車。驪州駅の観光案内所のキオスク、またはバス車内でカード・現金で決済して乗車券を受け取ります。
非おすすめの理由は次のとおりです。
始発が10:10なので、朝早く驪州に着くとかなり待つことになります。
驪州駅が起点なので、驪州総合ターミナルから驪州駅までもう一度移動が必要です。
1日の運行本数が決まっていて決められた時刻に合わせ続ける必要があり、案内が韓国語中心なので、時間・言葉が負担になる外国人には特に難しいです。
それでも利用する場合は、訪問前に最新の運行情報を驪州観光ホームページまたは驪州世宗文化観光財団(031-881-9690)で必ず確認してください。
④ 徒歩 — ❌ 非おすすめ(実際に歩いた体験談)
私自身が徒歩で移動してみました。 近くのバス停で降りて歩いて入る方法ですが、正直、遠くて思ったよりずっと大変でした。 歩いている間ずっと体力を消耗し、見どころも特にない道なので時間ばかりかかりました。韓国語の道案内に慣れていない外国人なら、道を探すことからして難しいでしょう。実際に経験した者として、徒歩移動は本当におすすめしません。
⑤ 市内バス直行路線 — ❌ 非おすすめ
路線図には世宗大王陵まで行く市内バスが見えますが、1日に1〜2本しか運行しない場合が多く、時間を合わせるのが非常に難しいです。結局は近くで降りてかなり歩くことになる場合がほとんどなので、おすすめしません。
3. 世宗大王陵(英陵)観覧案内
観覧時間
季節によって少し異なります。
2〜5月、9〜10月:09:00〜18:00
6〜8月:09:00〜18:30
11〜1月:09:00〜17:30
チケット販売終了は通常、観覧終了の1時間前なので、余裕をもって到着しましょう。
休館日
毎週月曜日は休館です。ただし月曜が祝日の場合は運営スケジュールが変わることがあるので、訪問前に確認するのがおすすめです。
観覧料金(とても安いです)
大人(満25〜64歳):500ウォン
満24歳以下の青少年:無料
外国人(満19〜64歳):500ウォン
驪州の地域住民:250ウォン(身分証提示)
満65歳以上、障がい者、国家有功者:無料
💡 特に満24歳以下は無料入場が可能なので、学生や若い旅行者にはほとんど負担がありません。大人でもわずか500ウォンで、ユネスコ世界遺産の朝鮮王陵に出会えます。
お問い合わせ:世宗大王遺跡管理所 031-885-3123
4. 世宗大王陵、こう楽しもう
世宗大王歴史文化館から始める
入口に入ったら、まず世宗大王歴史文化館を巡るのがおすすめです。世宗大王と孝宗大王の生涯、そして世宗時代の科学文化遺産を一目で見られます。陵を見る前に背景知識を入れておくと、鑑賞がぐっと豊かになります。




世宗時代の科学器具の復元展示を見る
歴史文化館前の屋外には、**日時計(仰釜日晷/アンブイルグ)、雨量計(測雨器/チュグギ)、渾天儀(ホンチョンイ)**など、世宗時代に発明された科学器具の復元展示があります。教科書でしか見たことのない遺物を実物大で見られるので、子ども連れならより良い教育コースになります。

陵寝まで直接登ってみる
世宗大王陵は、世宗と昭憲王后がともに眠る朝鮮王朝初の合葬陵であり、風水的に吉地として知られる場所として有名です。陵寝の近くまで登れるよう道が整備されているので、王陵を目の前にしてその荘厳さと静けさを感じられます。





「王の森の道」を散策
世宗大王陵(英陵)から近くの**孝宗大王陵(英陵/ヨンヌン、寧陵)へと続く「王の森の道」**は、松の木が生い茂る美しい散策路です。ゆっくり歩いて森の空気を吸えば、都会の疲れが自然とほぐれます。時間に余裕があればぜひ歩いてみてください。

5. 世宗大王陵と一緒に巡りたい驪州の名所
タクシーや観光循環バスで移動しながら、以下の名所も一緒に巡ってみましょう。
神勒寺(シンヌクサ):南漢江のほとりにある1,300年余りの歴史を持つ古刹。江月軒(カンウォルホン)から眺める川の景色は絶品です。
南漢江つり橋:川の上を渡りながら爽やかな景色を楽しめる人気スポット。
驪州プレミアムアウトレット:新世界サイモンが運営する韓国初のプレミアムアウトレットで、ヨーロッパ風の屋外ヴィレッジ形態の大型ショッピング施設です。国内外の有名ブランドやラグジュアリー品を常時割引価格で見られるので、ショッピングも楽しみたい方にぴったり。ソウル行きのバスと組み合わせるのにも便利です。
6. 驪州ハングル市場 — 実際に行ってみた体験談
日程が市の立つ日と重なるなら、驪州ハングル市場も一緒に巡るのがおすすめです。
市が立つ日は、毎月 日付の末尾が5と0の日です。
5日 ・ 10日 ・ 15日 ・ 20日 ・ 25日 ・ 30日
実際に行ってみた感想を言うと、最大の魅力は**観光地向けに飾りすぎた市場ではなく、実際に地域住民が利用する生活型の五日市(オイルジャン)**である点です。驪州米・さつまいも・ピーナッツ・にんにく・唐辛子などの地元農産物や旬の野菜・果物が見られ、衣類や生活用品の露店もたくさんあります。
観光用にきれいに飾られた五日市を期待するなら、おすすめしません。 ただ、観光用ではない、地域住民の実際の暮らしと驪州の生活風景を見たいなら、おすすめします。




おすすめ1日コース(例)
時間 | 予定 |
|---|---|
08:00 | ソウル高速バスターミナルで驪州行きバスに乗車 |
09:10 | 驪州総合ターミナル到着 |
09:20 | ターミナル前でタクシーに乗車(Kakao Tがおすすめ) |
09:35 | 世宗大王陵に到着 — 歴史文化館 → 科学器具 → 陵寝 → 王の森の道 |
12:00 | タクシーまたは循環バスで神勒寺へ移動&昼食 |
14:00 | 南漢江つり橋 |
15:00 | (市の立つ日の場合) 驪州ハングル市場を散策 — 毎月末尾が5・0の日 |
17:00 | 驪州総合ターミナルでソウル行きバスに乗車 |
観光循環バスを活用するなら、始発(10:10)に合わせて驪州駅から出発する日程に調整しましょう。朝早く動いて陵を先に見たいなら、タクシーの方が便利です。
おわりに
ソウルからバス一本で着く驪州の世宗大王陵は、歴史と自然を同時に楽しめる充実の日帰り旅行先です。ただし、驪州市街から陵までの最後の区間だけは、公共交通に頼るよりタクシーを使う方がずっと楽だということ、ぜひ覚えておいてください。この一点さえ押さえれば、わずか500ウォンの観覧料で、世宗大王が眠る陵でゆったりとした一日を過ごせます。
※ バスの時刻表・料金や観覧情報(料金・時間・循環バス運行など)は変更されることがあるので、訪問前にKobusおよび世宗大王遺跡管理所で最新情報を確認することをおすすめします。
